T様ヤマハU1Eクリーニング
御実家に置いてあったピアノを子供さんの為にクリーニングして使う事になりました。
昭和64年が最後の調律。当社の山ちゃんが行ってました~。
と言う事は26年間眠ったまま・・・。
でも御安心ください。新品みたいに綺麗にしてお返しいたします。
暫らく作業をお楽しみくださいね!!
年数は経っていますがしっかりした造りのu1シリーズです。 yamahaロゴは錆びてますが。
真鍮で出来たペダル、鍵穴・プレート、蝶番類はやはり錆びていますね。
写真が×になる場合は写真が出るまで何度でもキーボードのf5を押してください。
上屋根内側のカビ。 ガムテープの痕。 親板(本体の横)のカビ。
裏は埃が積もってます。 丸めたハンカチ発見。 パネルを外しました。
アクションを外します。 白鍵の掛けがあります。 木口の変色。
鍵盤を外します。 一旦箱で保存。 鍵盤外し終了。
埃他いろいろ・・・。 白錆になったバランスピン。 フロントピンも黒錆。
掃除機を掛けます。 バランスピンに魔法の液を塗り一本ずつ磨きます。
写真が×になる場合は写真が出るまで何度でもキーボードのf5を押してください。
ピッカピカになりました。 バランスピンにも同じようにやるとピッカピカになりました。
巻き線も変色してますね。 芯線の錆。
ガムテープ痕に魔法の液体を塗り剥していくと・・・・・ 綺麗になりましたね。
専用の馬を使うと一人でピアノを倒すことが出来ます。 底板ビス外し。
底板外れました〜。 ペダルパーツ外します。 ぜーんぶ外れました。
埃が凄いので雑巾で汚れ落し。 ペダル受けクロスも経年変化で下手っているので新品に交換。
ペダルを磨きます。 使用前・使用後(^^)v 錆止めクリアー塗布。
底板にペダル取り付けました。 ポリッシャーで本体を磨きます。 鏡みたいになりましたね。
パーツも磨きます。 蛍光灯が映ってます。
長蝶番を磨きます。 錆止めクリアー塗布。 ピッカピカですね。
写真が×になる場合は写真が出るまで何度でもキーボードのf5を押してください。
ペダル窓クロスも擦り切れて用を成さないので取り替えます。 鮮やかになりました。
弦を少しずつ緩めます。 芯線を押さえているプレッシャーバーを外します。
巻き線を外しました。 現物を業者に送り同じ物を作ってもらいます。
芯線を外します。 チューニングピンを外します。 見えない部分が凄い錆ですね。
鍵盤が乗る棚板を外します。 これが棚板です。 フレームだけになりました。
フレームを外すのに邪魔になるので、腕木・脚(棚受け柱)を外します。
白い所が外した部分。 クサビを差込剥します。 外した妻土台。
フレームのビスを外します。 チェーンブロックでフレームを持ち上げます。無事外れました。
写真が×になる場合は写真が出るまで何度でもキーボードのf5を押してください。
響板に割れがありますね。早速補修します。穴をテーパー状に広げます。 スプルースを加工。
割れに埋め込みます。 面位置にカンナ掛け。 こんな感じですね。
シンナーで塗料落し。 サンダーで削ります。 綺麗になりましたね!!
白鍵木口剥しです。 こ〜んな感じ。 剥した木口のセルロイド。
青い保護シールの付いた新品木口を貼り付け、サイドをカットします。 良いですね!!
白鍵上面を磨きます。 蛍光灯が映るようになりました。
写真が×になる場合は写真が出るまで何度でもキーボードのf5を押してください。
深くなった弦溝痕。 ペーパーで整形します。 新品みたいになりました。
響板塗装です。 美しくなりました。 蛍光灯が映ってますね。
ピンブッシュ抜き。 抜いたピンブッシュです。 本日は暖かいです。
止音用リボンフェルト剥します。 フレームを磨きます。 リボンフェルト赤に変えました。
チェーンブロックを使い一人でフレームを本体に載せました。 ボルト締め込み。
写真が×になる場合は写真が出るまで何度でもキーボードのf5を押してください。
ピンブッシュ打ち込み開始。 全部打ち込みました。 ドリルで穴を開けます。
新品シルバーメッキピン。 打ち込み開始。 完了!!
高級ドイツレスロー弦(芯線) 張り方開始!! 芯線終了(^^)v
止音用リボンフェルト装着。 佐川急便だよ〜ん。 ようやく届きました、特注巻線。
早速、巻き線張り方開始。 このように順番に張ります。 弦張り終了!!
写真が×になる場合は写真が出るまで何度でもキーボードのf5を押してください。
低音止音フェルト貼りました。 プレッシャーバー取付け。 最初の音合わせ開始です。
外したパーツを組み立てます。 棚板も本体に戻します。 底板取付け。
馬を使って本体を起こします。 久しぶりに起ちました。 鍵盤取付け。
この道具を使って調整開始。 鍵盤高さ、丸の部分が低いですね。ペーパーを抜き差しして揃えます。
鍵盤深さを10mmに揃えます。 白い紙の厚さで調整です。 その他の調整。
調律をします。 鍵盤押さえクロスを剥して赤いクロスに交換しました。
マフラーフェル地と交換。 裏の掃除をします。 パネル組み立て。
出来上がりました。最高の状態に仕上がっています。今から何十年も使える最高のピアノです。
一生懸命練習して良い音を奏でてください。そして親子何代までも継承していきましょうね!!