YUX太郎坊町E様クリーニング
ご実家に置いてあったヤマハ YUX。昭和62年が調律最後で29年間お手入れ知らず(~~):流石に虫食い・錆・外装艶なしの状態です。でもご安心ください。立派に蘇らせて見せますね!!暫く作業をお楽しみください(^^)V
全体に白っぽくなったヤマハの高級器種 YUX 131cm大型タイプ。 蝶番のカビ?錆?
外装に艶が有りませんね。 YAMAHAのロゴ・キープレート錆。 埃も隅々まで積もってます。
脚と妻土台も艶なし。 ペダルも全く艶なしです。 鍵盤押さえクロスが酷い虫食いに!!
パネルを外しました。 アクションも外しました。 ハンマーは弦溝はありますが比較的綺麗です。
黄色くなった白鍵木口。 鍵盤のバランスクロスの虫食い。 箱に保管しますね。
鍵盤下の棚板に虫食いの赤いカス。 虫食いで変形したバランスクロス。 錆びた弦。
非常に剥がれ難い木口でしたが新品保護フィルム付に貼り換えました。フィルムを剥がし成型します。
木口交換だけでも新品みたいになりました。 古いブッシングクロスを剥がして新品クロスを貼り付けます。
フロントも同じように新品クロスを貼り付け。 ピアノを倒して底板を外しました。
ペダル窓クロス痛んでますね。フレームにも赤い虫食いカスが・・・。 ばらしたペダル部パーツ・
ペダル受けクロス。 たまに登場の山ちゃん。高橋君は黙々と作業でペダルが輝きました。
ポリッシャーで外装を磨くと、鏡みたいに映るまで綺麗になりました。 ペダル窓クロスも剥がします。
貼り換えました~。 サンドラバーで弦磨き。手作業なのです・・・光りましたね!!
今度は機械を使ってチューニングピンを磨きました。 長蝶番も機械で磨きますね。
綺麗になりましたね。 下前板をポリッシャーで磨きます。 鏡~!!
バランスピンに液を塗ります。そして拭き上げると新品の輝きになります。
同様にフロントピンにも液を塗り拭き取ると・・・ピッカピカ!!
バランス・フロントピンが綺麗になったので新品のパンチングクロスを入れます。
一本ずつ鍵盤のバランス・フロントの隙を調整して本体に組み込みます。
ヤマハの唯一の欠陥がこれ、フレンジコード切れです。古くなると切れてくるので全て交換します。
シンナーを掛け古いコードを剥がして新品のコードを接着します。
ハンマーを取り付けました。次は美しい音色が出るようにハンマーを削って形を整えます。
マフラーフェルトも汚いので新品に貼り替え。 アクションも取り付きました。
この道具を使って調整に入ります。 ロストモーション調整。 鍵盤高さを調整します。
丸いペーパーの出し入れで調整します。鍵盤深さ10㎜。やはりこの丸いペーパーの出し入れで調整。
出荷調律です。 終了しました。YAMAHAのロゴも光っています。外装もピッカピカになりましたね。