鹿児島県姶良市H様U3Mクリーニング
新築に伴いピアノのクリーニングをされます。
随分調律がされていなく、虫食い・フレンジコード切れ等色々ありますね(~~);
でもご安心ください、一生懸命作業して綺麗に蘇らします。時間が掛かりますが作業をお楽しみください!!
ヤマハピアノ 高さ131cmのU3M大型ピアノです。調律が・・・・・・・・・・・・!!
上屋根を受ける緑のクロスがボロボロ。 上屋根カビに蝶番錆。 ペダルも艶が有りませんね。
YAMAHAロゴも艶なし。外装は全体的に白っぽく艶なしです。勿論脚の部分も埃と艶なし。
塗装が剥げています。 取りあえずアクション・鍵盤を外しました。ヤマハの欠陥?フレンジコードが切れています。
棚板前景、以前にも虫く発生ありで防虫剤が入ってます。勿論効かなくなってクロス類が全滅状態です。
ヒッチピン下のリボンフェルトが虫食いで酷いことになってます。 白鍵木口は黄色に変色(写真では判りずらい)
白鍵木口剥がし。全体に剥がすと楽なのですが木口だけは苦労します。ブルーシートの付いた木口貼りました。
シートを剥がし削って形を整えました。 鍵盤ブッシングクロスを湯煎にて剥がします。
バランス・フロントに新品クロスを貼り、カット圧着しています。
ヤマハの唯一の欠陥のフレンジコードの切れを修理します。ハンマーを外し、古いフレンジコードを剥がして交換します。
ピアノを倒します。この馬という道具を使うと一人で大丈夫です。 底板を外しました。
ペダルパーツを外したのですが、ペダル受けクロスはボロボロです。 先ずは、ペダルを機械で磨きます。
新品みたいになりましたね。 錆止めクリアー塗布でコーティングです。 ペダル窓クロス剥がしました。
新品クロスに貼替終了。 外装をポリッシャーで磨きます。 チューニングピンを磨きます。
艶が出てきましたね。 弦はサンドラバーでて磨きです。 錆が落ち綺麗になりました。
底板を新品ビスにて取り付け、ピアノを起こしました。
ハンマーフェルトの弦溝跡をファイリング(削って)して形を整えて音色を復活させます。
鍵盤高さ調整が終わり、次は鍵盤深さ調整。紙ペーパーの出し入れで深さ10mmの誤差0.04mmまで調整。
レットオフ等の調整終了。 パネルを組み立てて終了です。 綺麗に且つ素晴らしい音に蘇りました。
ピアノは50年はおろか100年でも使用できる素晴らしい楽器です。大切に弾いてくださいね!!