有水S様SA-3Eオーバーホール
御実家に置いてあったカワイsa-3e。
随分と調律もしてなかったようで、虫食い・弦錆が酷いですね。
新しいお家に虫は持っていけないと鍵盤部のクロス類交換します。
弦もこの際全交換いたします。外装はそんなに傷が無いので新品みたいに光ると思います。
グローミュージックの作業を楽しくご覧下さいね!!
カワイsa-3e 125cm昭和60年製ですね。
ロゴも錆びてますがカビが・・・。 白いのもカビ? こちらも・・・?
鉄製の妻土台が錆てます。 ボケてますがクロス虫食い。 落ちた粉カスがこれです。
鍵盤押さえクロスに虫の殻。 落ちた粉カスがこちら。 虫を発見~!!
表面を食われて白くなってます。 チューニングピンも真っ白。 マフラークロスに弦錆跡。
アクション外しです。 この際クロスは全部貼り替えましょうね。
フロントクロスに粉カス。 赤い綿ボコリです。 根っこが錆びたバランスピン。
ハンマーは使用頻度少ないですね。 芯線が凄く錆びてます。 このビスも凄い錆。
先ずは掃除から。 雪のように積もった埃。 裏も掃除します。
でた~、明治アイスクリーム。 これは花火の包装用紙? いろんな物が・・・?
長蝶番を外します。 ゆっくりと慎重に弦を緩めます。 プレッシャバー外し。
巻き線を外します。 太さ順に一本ずつ束ねて業者送りです。特注作製です。
チューニングピン外し。 外れた弦とピンは資源ごみへ。 こんな感じになりました。
この台車を使い一人でピアノは倒せます。 底板を外すのですが・・・。
この錆びたビスのおかげでようやく外す事が出来ました。 外した底板です。
底板・前土台が外れた本体。 ピンブロックを一本ずつ外します。
専用の治具でピンブロックを打ち込みます。 打ち込み完了(^^)v
ピン板を傷付けないよう、慎重に角度を付けて穴あけです。 新品シルバーメッキピン。
打ち込み開始です。打ち込み音が脳天に響くのでイヤーマフ装着。 ドイツレスローワイヤーを張ります。
張弦開始です。 一本ずつ時間が掛かります。 芯線張弦完了しました。
バランスクロス剥し中。 フロントクロス剥し終了。 新しいクロスを貼り込みます。
フロントクロス貼り込み。 形状に合わせカットします。 バランスクロス終了。
フロントクロス終了。
特注巻線到着。 巻き線張り開始~。 一本ずつ丁寧に~!!
プレッシャーバー取付。 張弦終了。 赤い止音フェルト取付。
最初の音合わせです。弦を弦で弾いて一本ずつ合わせます。
ピアノの音色の要であるハンマーを削って、形を整えます。新品みたいに綺麗になりましたね。
底板のパーツを外します。 ペダル部のアッセンブリー。 埃が積もってます。
ペダルを磨きます。 錆止めクリアー塗布。 ピッカピカですね。
底板塗装後、パーツ組み立て。 妻土台の錆を落として再塗装しました。
外装磨き。 久しぶりにピアノが立ちました。 チューニングピンが光ってます。
バランスピン磨き。 ピッカピカになりましたね。
鍵盤を一本ずつ調整しながら取り付けます。鍵盤の動きの重要な部分です。 鍵盤取付終了。
調律をします。 細かい調整をします。 蝶番取付。
磨きです。 ロゴもピッカピカ。 出来上がりです、大切にお使いくださいね!!
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