大分M様ディアパソン全塗装
ご実家から新築のお家に持ってこられたのですが、外装がチト酷かったですね。
という事で、全塗装をすることになりました。もちろんピアノ内部も仕上げます。
フレームに”ohhashi design と刻印してある貴重なdiapason no132。
大切にしたいですね。暫く作業をお楽しみ下さいね!!
diapason 132cmの大型タイプ。 ohhashi
designの刻印。
全体に色がくすみ、キズ多数ありますね。
見えにくいですが弦が錆びてます。キープレートも錆。 ペダル錆。
パネルを全部外して鍵盤を箱詰めします。 ハンマーはさほど使用感なし。
天屋根の長蝶番の青錆。 酷い弦錆。 巻き線の青錆。
クロスが虫食いですね。 ピンもくすんでいます。 バランスブッシングクロス。
フロントブッシングクロス。 湯煎に掛けてクロスを剥します。
剥したブッシングクロス。 フロントブッシングクロス貼り。 カットして出来上がり。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
塗装を剥します。これが大変!! ようやく地が見えました。
ピアノ本体を倒します。 横になったピアノ。 普通底板は見ること無いでしょう。
底板を外すのですが、錆びたビスがボキボキ折れて大変(==)。 ようやく外れました。
ペダル窓クロスの虫食い。 筬を外します。 外した筬もなかなか見れません。
妻土台(足)を外します。 錆びたビスに苦労する高橋君。 ようやく外れた棚板。
接着してある腕木はクサビを打ち込んで外します。暇そうな山ちゃん(^^)v・・・やっと外れた。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
パーツを全て外しました。 外したパーツです。 塗装剥し・・・暇な山ちゃん。
剥して・剥して・剥す〜。 サンダーが入らない所は手掛け。 こ〜んな感じです。
上前パネルをばらします。 ビスの場所が不明にならないようにダンボールに刺してばらしました。
剥離剤を掛けます。 ネトネトと剥がれてきますね。 最後はサンダー掛け。
完璧に塗料を剥しました。 調合した色を塗ります。 こ〜んな感じですね。
親板剥がれ発見。 圧着して補修します。 補修完了。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
サンドラバーで弦を磨きます。 巻き線綺麗になりました。 芯線もピッカピカですね。
チューニングピンを磨きます。 これもピッカピカになりました。 頑張ってまーす!!
塗装開始。 中塗り終わって研磨中です。 梅雨の晴れ間に草刈〜。
バランスクロス貼り替えです。 カットして終了。 手で一本ずつ黒鍵磨き。
白鍵を機械で磨き。 鍵盤終了です。 仕上げ塗装中。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
緩めただけで切れました〜。 全体に徐々に均等に緩め、最後は弦を全部外します。
業者に送り同じ物を作製です。 プレッシャーバーを外します。 やはり見えない場所が錆びてますね。
長蝶番磨きです。 錆止めクリアー塗布。 ピッカピカになりました。
パーツの仕上げです。 口棒です。 前土台。
本体外装磨き仕上げ。 鏡みたいになってますね。 忙しい〜!!
バランスピンの青錆。 一本ずつ丁寧に磨きます。 綺麗になりました。
フロントピンも磨きます。 ピッカピカですね。 パンチングクロスも交換しました。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
一本ずつ鍵盤を調整取り付け。 鍵盤終了です。 芯線を外します。
全部外しました〜!! チューニングピン抜きです。 錆びてますね。
響板磨き。 ピンブロック外し。 こ〜んな感じ。
新品ピンブロック打ち込み。 こ〜んな感じ!! 穴あけです。
チューニングピン打ち込み。シルバーメッキピンが綺麗ですね!! 高級ドイツレスロー弦を張ります。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
芯線終了。 佐川急便だよ〜ん。 特注巻き線到着。
早速巻き線を張ります。 巻き線終了〜!! やっぱり新品は綺麗だね。
止音用リボンフェルト取り付け。 最初の音合わせ。 腕木取り付けました。
棚板を取り付けます。 底板ペダルバラしました。 ペダル磨きです。
光が違うでしょう!! 錆止めクリアー塗布です。 黒に塗装した底板に取り付け。
ペダル窓クロス下手ってます。 もちろん貼り替えですね。 貼り替え終了。
新品ビスで底板取り付け。 ピアノを起こします。 久しぶりに起ちました。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
ペダル部完璧!! ハンマーファイリング(整形)して新品みたいになりました。
筬を取り付けます。 鍵盤取り付け。 アクションを取り付け。
こ〜んな感じですね。 専用道具を使い調整します。 先ずは、鍵盤高さ調整。
飛び出しているハンマーは湿気による故障です。センターピンを交換してスムースに動くようにしました。
鍵盤深さ調整。 ダンパー始動調整。 ピアノ裏の掃除です。
*写真が×になる時はキーボードのf5を写真が出るまで何回でも押してください。
調律・調整を繰り返しています。 またまた調律。 マフラーフェルト新品に交換。
出来上がりました〜。 バイクが映ってますね。屋根も見違えるようになりました。
ようやく甦ったdiapason。外装も全塗装・弦も交換。
この貴重なno132、小さい子供さんが大人になってその子供さん
更にその子供さんまで受け継がれるよう大事にお使いくださいね!!