佐土原町K様U1H
手入れをしおないで放っていた名器ヤマハU1Hが最悪の状態になっていました。
ハンマーまで虫喰われで穴あき状態、他のフェルトはボロボロ・・・・でも安心してください、大丈夫です!!
少し時間が掛かりますが、グローミュージックにお任せ下ればバッチリと蘇らせて見せます。
作業をお楽しみくださいね!!
ヤマハU1H 当時の一番人気でしたね。販売台数もピカイチ!! 調律は昭和54年7月2日が最後(~~);
天板の蝶番・鍵穴・ペダルは真鍮の為艶が無く錆まで出ています。
外装はくすんで白っぽい所も。 パネルを外していきます。
マフラーフェルトに虫の殻。 腕木に凄い虫くカスが。 おー、鍵盤上にも凄いカスが!!
お馴染み鍵盤にシール(^^)V 黄色く汚くなった白鍵木口。 アクションも外しました。
ダンパーフェルトもやられてますね。 最悪・・・ハンマーヘッドもやられています。 鍵盤バランスブッシングクロスは全滅。
フロントクロスもダメですね。 ヒェ~、バランスパンチングクロスは無くなっている。フロントパンチングクロスもダメ。
チューニングピンはそこそこだ。 ヒッチピンのアンダーフェルトもやられてます。 弦錆は思ったほどではない。
ゴキ卵発見。 先ずは白鍵木口を剥がします。なかなか外れにくいんですよこのタイプ!!
保護シール付き木口貼りました。両脇のはみ出した部分を鍵盤の形に合わせカットします。
バランス・フロントの鍵盤ブッシングクロスを湯煎にて剥がします。 全て剥がしました。
専用治具にてクロスを貼り込みます。 ダンパーフェルト交換。アンダーフェルト貼替後、ダンパーフェルトカット。
貼り付けします。 ダンパーフェルト終了!!
バットフレンジコード(茶色の紐)断線の為、全部剥がして貼り換えます。
フレンジコードを片側だけ接着しました。 寒いので今年初めてストーブに火を入れました。 フレンジコード接着完了です。
裏側底板剥がれで補修中。 ハンマー交換の為、ヘッドをシャンクから外します。
ハンマーヘッドを外したけど部品が届かないので本体掃除を始めます。先ずは棚板のお掃除!!
ウマと呼ばれる専用の道具を使うと一人でピアノを倒す事が出来ます。 底板を外しました。
弦枕のフェルトやペダル窓のクロスも虫食いが酷いですね。 底板からペダルパーツを外しました。
ポリッシャーでペダルを磨くと、ピッカピカになりました。 錆止めクリアー塗布で表面を保護します。
外装をポリッシャーで磨くと、ガラスみたいに物が映るようになりました。 ペダル窓クロスを剥がします。
新品クロスを貼りました。 サンドラバーで弦を手磨きします。 低音巻き線。
芯線です。 底板を組み立てて、ピアノを起こします。 バランスピンを磨きます。
フロントピンを磨き中。 バランスピン・フロントピン共に綺麗にする事により鍵盤の動きがスムースになります。
新品のバランスパンチングクロス・フロントパンチングクロスをセットして鍵盤をはめ込みます。
新品のアンダー入りハンマーです。まずは、第一整音、針を刺します。 鉄加工を始めた山ちゃん(^^);
ハンマー植え込み、高さ・傾きを調整しながら植え込みます。
ハンマー植え込みと調整終了。 アクション・鍵盤取り付け。 鍵盤高さ調整始めます。
パンチングペーパー出し入れで調整します。 鍵盤深さも専用定規を使いペーパーで調整します。
細かい整調を続けます。 何回目かの調律です。 マフラーフェルトが汚いので貼り換えます。
マフラーフェルト終了。 YAMAHAロゴも綺麗になり、全体に出来上がり。大切にお使いくださいね!!
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