三股町T様BL-51クリーニング
放っていたピアノの音が鳴らないとの電話。名前住所聞いていると微かに思い出しました。
記録を見ると何と28年前までお伺いしていたT様のピアノ。
湿気でハンマーがほとんど戻らない状態で音が出ません。更にカビ・虫食いまであります。
そこでグローミュージックにいったん預かりクリーニングすることになりました。
この際徹底的に綺麗にしてピアノを蘇らせましょう!!暫く作業をお楽しみくださいね(^^)V
KAWAI BL-51 高さ127cm 間口154cm 奥行64cm 平成2年まで山ちゃんが調律担当してました。
上屋根内側 カビ~ 鍵盤蓋内側 カビ~ キープレート(上口金)錆
ペダルも斑変色。 前土台の錆(この部分は鉄製です)
パネルを外します。 動かなくなったハンマー。 鍵盤を外し箱に一時保管。
フェルトを虫食い、左に虫発見。 バランスクロスも虫食い。 凄い錆のバランスピン。
フロントピンも錆てます。 弦もかなり錆びてますね。 チューニングピン。
乾燥器が入っていたのですが!! 頑固なピン錆に凄く時間を取られてようやくここまで光りました。
フロントピンもどうにか終了。 ブッシングクロスを湯煎に掛け剥がして、新品クロス接着開始。
バランス・フロント貼り駒で圧着接着後、カットして出来上がり。
ピアノを倒しました。 底板も外します。
鉄製の妻土台は錆が出ています。 サンダーで削り塗装します。
鏡のように光ってますね。 ペダルを機械で磨くと見違えるように光っています。
チューニングピンを機械で磨きました。 サンドラバーで手磨きです。
磨いた部分の輝きが違いますね。 一生懸命磨きます。 弦磨き全体終了!!
ペダル窓クロスの虫食い。 赤クロスに貼り替えました。 ポリッシャーで外装磨き。
ピッカピカの鏡面仕上げ。 組み立ててピアノを起こしました。
ファイリング(整形)してハンマーを復活。 アクションを取り付けました。
鍵盤高さを調整。 ペーパーの出し入れで微調整します。 鍵盤深さを調整。
ペーパーの出し入れで調整。 ハンマー接近調整等々。 出荷前調律。
マフラーフェルトも痛んでるので新品に交換しました。 ポリッシャーでパーツ磨き。
半分磨くと違いが判りますね!! これで出来上がりです。
外装も綺麗になり新品かと思うぐらいの仕上がりです。大切に弾いてくださいね!!
タグ:クリーニング, ピアノオーバーホール・修理, 本日の作業