三股町S様BL-51クリーニング
カワイBL-51製造年月日1976年の40歳のピアノです。一度クリーニングをしてリフレッシュさせる事になりました。
少々時間が掛かりますが、作業を楽しんでくださいね!!
高さ125cmの中型タイプです。 BL-51です。 調律の状況。
天板はマダラ模様に汚れてます。 艶の無くなった鍵盤蓋。 KAWAIのロゴも艶がありません。
キープレートも錆びてますね。 ペダルもメッキが剥がれてマダラ模様。 外装パネルを外します。
鍵盤を外して箱に保管します。 艶の無いチューニングピン。 弦にも錆発生。
バランスピン・フロントピン共に黒っぽく錆で変色してます。 ピアノを倒します。
ピアノを倒すと普段触ることのない底板を外して、ペダルパーツをバラバラに外します。
外したペダルを磨きます。 全然艶が違いますね。 錆止めクリアーを塗布してペダル終了。
サンドラバーで弦を磨きます。 綺麗になりましたね。 チューニングピンは機械で磨きます。
艶が出てきましたね!! ポリッシャーで外装を磨きます。 どうですか、鏡みたいになりましたね。
ペダル窓クロスが経年劣化しているので貼り換えました。 底板にペダルパーツをセットし、新品ビスで本体に取り付け。
ピアノが立ちました。 パーツを磨きます。 鏡のような輝きと映りの仕上がりです。
フロントキーピンに錆落としの液体を塗り、一本ずつ丁寧に拭き取ります。 すると、ピッカピカになりましたね。
同じようにバランスピンにも液体を塗り棒状クロスで拭き上げます。 全然違いますね!!
レギュレティングボタンスクリューが何本も折れています。こりゃ~交換だな。 全部揃いました。
ハンマー変色と弦溝を取るためにペーパーで削って形を整えます。 新品みたいでしょう(^^)V
タッチに関する調整始まり。 専用のならし定規を使い、厚さの違う丸いペーパーの出し入れで調整します。
深さも専用のあがき定規を使い10mmになるようにペーパーで調整します。
マフラーフェルトが汚いので新品に貼り換えました。 出荷調律。
出来上がりです。傷も無くとても綺麗なピアノになりました。大切に弾いてくださいね!!