カワイNO308オーバーホール
昭和32製造の54歳です。消耗部品が痛んでますね。
弦・ハンマーを中心に交換します。
さあどんな風に甦るか楽しみですね。出来上がりを楽しみに!!
k.kawaiは小市・カワイのロゴ。今はkawaiだけです。 カワイno308。
錆びた2本ペダル。 塗装は漆かな?ヒビです。 パネル外しました。
ブライドルテープが1本無い。 ハンマー弦溝。弦当りが悪いですね。シミもあります。やはり全交換ですね。
ダンパーフェルトのシミ。 白鍵の中央が凹んでます。貼替えですね。
ピンの錆。 よく見ると弦が錆で膨張したようになってます。こちらは芯線。
バランスピンの錆とクロスの虫食い。 腕木の内側は凄いカビと埃。 巻き線外し準備。
緩めて外していきます。 順番に針金に通します。 もう少し・・・ファイト!!
プレッシャーバーを外します。 芯線を緩めて外します。 弦外し終了〜(^^)v
チューニングピン外し。 ぜ〜んぶ外れました。
送って特注品を製作。 寒いですな〜!! 掃除開始。 裏も掃除。
ピアノを倒します。 倒したところ。 底板を外します。
外れました〜。 これが底板とペダル部。 なにやら密談を・・。
妻土台付け根の剥がれ補修です。アップするとこんな感じ。 ピンブッシュを外します。
フレームの簡易塗装。 綺麗に出来ました。 ピンブッシュを打ち込みます。
ピン板を傷つけないように角度を考えて穴あけです。 新品シルバーメッキピン。
ピン打ち込み開始。 イヤーマフをしてないとガンガン響き脳天に響きます。終了(^^)v
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何とバイクの修理を始めました。 リヤーショックをばらして錆落し・塗装をしました。
弦張り開始〜。 怖え〜(〜〜); 芯線終了!!
ペダルフェルトが虫食いでボロボロ。 解体しないとこんな所までは判りませんね。
百円ショップのコロコロ・・・・・美人になったかしら? 新品つなぎにニャン子を縫いつけ!!
ペダルを磨きすっかりピッカピカ。錆止めクリアーでお化粧だよ〜。 外装ポリッシャー掛け。
底板に割れがあるので補強に10mmの板を重ね圧着。 巻き線張り開始です。
黙々と・・・・・(^^)v 終了です。ズカレタ〜!! プレッシャバー取り付け。
下律(最初の音合わせ)は弦で弦を弾いて音を合わせます。 補強底板塗装後ペダル取り付け。
底板を新品ビスで組み立て。 しつこいですが新品ビスです。見えない所も(^^)v
なんか見違えるようになりましたね。ピンも0.1mm太くしてあります。
バランスピンを磨きます。魔法の薬を使って一本ずつ磨くとこのようにピッカピカ!!
新品の白鍵です。古い白鍵は剥して燃えないちりへ。 接着しました。
一本ずつカットします。仕上げは手作業で削ります。 お〜素晴らしい!!綺麗ですね〜(^^)v
ハンマーを外します。 埃・埃・埃 ブライドルテープの交換です。
シミの付いた古いハンマーをシャンクから外しました。 これが新品の赤アンダー入りハンマー。
第一整音は一回目の針刺しです。ハンマーのクッションをつけます。
取り付けです。 良い感じですね。最後で念入りに整音をします。
ブライドルテープ付きました。
忙しいのに〜!!
またまた、バイクの修理を始めちゃいました〜(^^)v
順調に調整が進んでいたのですが・・・フレンジの割れ発見。それも数本・・・。
これだけ接着しても他のフレンジも割れてくるのでは?全部交換することになりました。
ウイッペンを全部外しました。 新品ウイッペンフレンジ。 一個ずつ交換していきます。
このようにウイッペンに取り付けましたが問題発生・・・・・ヒェ〜(〜〜);
古いタイプなのでこの溝が合わない。くし鉋(かんな)2700円を買って来て削り落とすことにしました。
大工さんになった気分ですね。上手いもんだ!! ステンレス針金を溝に入れてブレ止めをしています。
組み上げて試し弾きをしていたら何か調子悪い。チェックしていたらダンパーレバークロスに穴が開いているのが発覚。
経年仕様による磨耗ですね。即交換です。フレンジの割れも発見。最後の最後に・・・ガンバンベ!!
ようやく完成いたしました。半世紀生きてきたカワイno308。あと半世紀プラスして100年を目標に頑張って
素晴らしい音を奏でてくれることでしょう!!
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