カワイ MOD,1 昭和初期型61鍵盤

A~A5オクターブの61鍵のめずらしーいミニピアノです。フルオーバーホールをします。
製造番号1670
機種名MOD,1
カワイ楽器に問い合わせたところ、戦争や本社移転等で製造年等の資料は残っていないとの事。
ちなみにカワイの公表している製造番号・製造年月日は、20,000台昭和26年11月より掲載。

浜松の楽器博物館によると、
「河合小市氏は昭和2年(1927年)、日本楽器(現ヤマハ㈱)を辞職し、河合楽器製作所を設立。
 そこで昭和型と呼ばれる61鍵の小型アップライトピアノをつくりました。当時、日本楽器のアップライトピアノが
 平均650円だったのに対し、昭和型は350円と半額近い価格で販売され大変な反響を呼んだようです。
その後戦争へと向かっており昭和14年頃からピアノ製造は困難になっています。したがって、昭和2年~14年
頃の製造ではないでしょうか。」
という回答がありました。非常に貴重ですね!!

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小さいですね。それにしてもボロボロ!!
   
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黒鍵は木製ですね。 黒鍵は木製ですね。 フレームにK.KAWAIのロゴ
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  アクションブラケット・ハンマーレール・センターレール全て木製、めっずらし~!!
 
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  響板のデカールロゴ、 キャプスタンボタンの頭にクロス、低音弦は、交差せずに真っすぐだ。超珍しい~。
現代のピアノは、キャプスタンの上にくるウイッペンヒールにクロス、低音弦は、芯線と交差して長さを確保。
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バットの形が角ばっています。 剥げて傷ついた腕木 ハンマーレールのカワイのロゴ

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修復開始、先ずは掃除。  虫食われのハンマー 全部外します。
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ハンマーヘッドを外します。  

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  巻き線を外して、業者に送ります。同じもの作って~!!
 
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芯線は、カットして外します。 ピアノをうまに乗せ倒します。  見てこのキャスター(^^)
 
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底板を外します。あけみさんが光ってます。  底板は割れていました。作ろうかな?
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妻土台外し。ネジが・・・錆びて・・・・ムムム・・・外れた~。  

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腕木は少々荒っぽくくさびを打ち込んで外します。 残るはフレーム外しのみ。

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剥離剤を塗って塗装剥がし このように塗料を剥がします。 ダンパーレバークロスも剥がしました。

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芯線も外れました。 創業時の響版のカワイマーク(シンプル) チューニングピンを外します。

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おさぼりタイム・・・かりんとうでーす。 横にしか動かないキャスター。
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フレームを外しました。 ・・・一人で持てる重さのフレームでした。(重い事は重い) 駒・・・ひび割れで駒った!!

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フレーム・ブッシュ無し
直接ピン板にチューニングピンです。
いろいろと補修・接着です。  
 
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駒ピンを一本ずつ抜くのですが、めんどくさ~い!!  
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ギトギトの響版ニスを落とします。 塗料が落ち、サンダー掛けで綺麗に!!  ここだけは残しておく事にしました。

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低音部の駒、友人の桑畑木工で寸法バッチリに作ってもらいました。 「面倒くさそう」清水ピアノ運送のご両人 巻き線届きました。
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  河合小市の直筆サイン発見!!凄い!!!  
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低音部駒黒鉛を塗ってピンを打ち込みました。  
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駒割れの埋木補修開始。 ドリルで穴あけ 埋め木 打ち込み
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打ち込み完了  埋め木切断 ノミで細部カット
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埋め木完了    

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アクション分解 ウイッペン ダンパーアッセンブリー 
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フレンジ割れ在り 一本ずつペーパーを当て磨いていきます。
 
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響版割れ補修です。テーパーで穴を広げました。 埋め木寸法カット 埋め木打ち込み。
 
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カンナで平らに削ります。 ペーパを掛けて仕上げです。 響版埋め木完了
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剥がれ補修 圧着  
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響版塗装開始 塗って・ペーパー掛け・塗って・ペーパー掛けを繰り返します。
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バッチリ仕上がってきました!!  
 
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フレーム塗装完了 K.KAWAIが輝いてますね!!  
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ダンパーフレンジのスプリングコード コードもスプリングも加工しながら取り付けです。
 
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アクションは、細かい部品が沢山あります。ダンパーレバークロス貼替え

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ハンマーバット ここにもいろいろな部品があります。
 
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下地に着色です。  ポイント補修 ガンで下塗り
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錆付いてなかなかビスが抜けません。 キャスターと錆びたビス  
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駒ピン打ち込み開始。外では、塗料剥がしが始まってます。  
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小物に着色 ハンマーバットのスプリング全交換  

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フレンジの磨きとフレンジコード交換です。


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ハンマーバットの磨き スプリング交換

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  フレンジブッシングクロス交換  フレンジ&バット合体
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  キャッチャースキンの貼替 
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バックチェックフェルト交換 地道な作業です。こつこつ・・・。
image2501 ㈱桑畑木工の若旦那、キヨシちゃん。木の事なら何でも来い!!
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   フレーム乗っかりました。いいですねー!!この後ビス止めして減圧測ります。

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減圧OK,ビス止めです。 上前板剥がれ接着  


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チューニングピン打ち込み開始 (左)通常使用(右)特注ピン
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オリジナルは、スクリューが折れて
使い物になりませんでした。

レギュレティングレール
レギュレティングボタン
レギュレティングスクリュー

新品を組み立てました。


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フロントキーピン バランスキーピン 全部外して磨きを掛けます。
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面倒ですが一本づつ丁寧に磨いていきます。 どうですか?綺麗になったでしょう。
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フロントキーピンもパンチングが付いて綺麗ですね。 完了です!
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底板は、桑畑木工で同じ寸法で作ってもらいました。パーツは、サンダーで削って磨きます。
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底板を黒に塗装。乾燥後組み立てました。綺麗になったでしょう!!

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image319 鍵盤に入りました。白鍵剥がしです。    
鍵盤自体も削って磨きます。
黒鍵は、カシューの様です。
色を落として塗り替えます。
レギュレティングボタントップのフェルト交換
 
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弦張り。先ずは巻き線から。    
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芯線開始 ぜーんぶ張りました~。  
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真剣な眼差し!!  美しい仕上げ、ブッシング貼  

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猫に踏まれた(^^) プレッシャーバー取り付け 鍵盤に入ります。
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左がファインアイボリー右がアクリライト いい感じに塗装されてます。  
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2液タイプの専用接着剤です。   接着後の削りです。
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第一整音 シャンクのローリング(細くする) ハンマー植え込み
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この後フレンジに植え込み 黒鍵塗装で鍵盤終了  
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底板を取り付け 久しぶりにたちました。 腕木・棚板まで付きました。

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なかなか、渋い色になってますね。 下前板 上前板の飾り
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裏側の支柱塗装   ダンパー取り付け

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鍵一式このオリジナルを取り付け   サービスで椅子も同色に仕上げ

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鍵盤取り付きました。 ハンマー植え込み中  
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第一回目の調律    
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なかなか渋い色ですね。実際こんな感じです。   これは映りが悪い。

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鍵盤蓋内側です。慎重に塗装作業を繰り返しています。   アクション調整

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試弾・・・う~ん良い音(^^) いよいよ出荷です。たのんまっせ!!
 
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納品設置中 ・・・軽いね!! 納品について来ました。う~ん良い音(^^) 
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