アポログランドピアノオーバーホール
東洋ピアノ製造のアポロピアノです。A.301 アイボリーホワイト。クスミ・変色・内傷等々。再塗装いたします。
写真写りは良いですが、かなりくたびれた外装をしています。
当たりキズで穴・・・黄色くくすんだりシミなったり・・・です。
傷・・・鍵盤も欠けていますね。 とりあえずアクションを取り出します。
剥離剤を掛け表面塗装を落としたのちに下地サーフェーサーを落とします。 サンダーで下地を整えながら剥がします。
ようやく下地がまで辿り着きました。 ペダルボックスを逆さまにしてペダルを外します。
大屋根塗装剥がしました。剥離剤を塗り剥がしていくのですが、大変な作業でございます(~~);
本体の塗料剥がし・・・これがまた大変なんです(~~); 外装下地まで剥がしました~。
脚でございます(^^) マスキングをして本体の下地塗装です。
削って下地を整えます。下塗り・中塗り・上塗りと徐々に作業が進んでいます。
塗り終えたパーツ。 本体を後ろから。 本体をポリッシャーで仕上げます。
綺麗になりましたね!! パーツも続々と仕上がっています。
椅子も塗装します。先ずは分解して傷・凹みを修復してサンダーを掛けます。
ピアノと同じ色に塗りました。 鍵盤も欠けたり変色してるので貼り換えます。
熱して上面アクリルを剥がします。結構簡単に剥がれます。
木口はノミを使い外します。ぜーんぶ剥がしました。 接着剤を塗り新品白鍵を貼ります。
一本ずつ丁寧に貼り付け、専用治具で圧着します。鍵盤の形に合わせサンダーでサイドカット。
白鍵新品になりました。 バランスピンが錆びているので特殊な薬剤を塗り拭き取ります。
ピッカピカになりました。 フロントピンもどす黒くなっているので薬剤を塗り拭き上げます。
ピッカピカになったところで鍵盤を取り付けました。
ダンパーのフェルト交換をするためダンパーを外します。 ダンパーフェルトを剥がします。
新品ダンパーフェルトをカットして貼り付けます。 巻き線錆びていますね。
芯線も錆びています。サンドラバーでゴシゴシ磨くとご覧のとおり綺麗になりました。
チューニングピンもくすんだ色をしてるので機械で磨きます。 輝きが出ましたね。
新品赤アンダー入りハンマーヘッド。先ずは治具にそってサイドカット。固いハンマーを針を刺して弾力を付けます。
ダンパーも付きました。 大屋根が乗っかりました。
古いハンマーヘッドをシャンクから外し、新品のハンマーヘッドを取り付けていきます。
全てのハンマーヘッド取付完了。バックチェックに真っ直ぐ当たるようにテールカットします。アクション取り付け!!
アクションを本体にセットして、整調作業開始。鍵盤高さ調整、一番薄いペーパーパンチングは0.04㎜。
鍵盤深さもこの数種類あるペーパーパンチングの出し入れで調整します。作業を確認する山ちゃん(^^)
ジャック前後を手直し中。バックチェックも少し手直しです。 針を入れて整音作業。
鍵盤蓋付きました~。譜面台も付いて出来上がり~。
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